検索の流入数が増えるようなSEO対策を行なっていますか?SEO対策の内容は毎年変化しており、常に新しい対策を取り入れることがマストになっています。
Googleから高品質なコンテンツと認められるには、順位評価ポイントの一つである「E-A-T」を正しく理解する必要があります。
目次
「E-A-T」って何?
「E-A-T」とは、高品質なコンテンツの条件3つの頭文字を取った、Googleの造語です。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness (権威性)
- TrustWorthiness (信頼性)
これはGoogleが最重要視する3つの評価基準であり、このE-A-Tが高ければそのWebサイトの品質評価が高まるため、SEO対策において非常に重要となります。
ではこの『専門性、権威性、信頼性』について、Googleが定める条件と共に見ていきましょう。
Expertise(専門性)とは
専門的な分野に特化したwebサイトは高く評価される可能性があります。
しっかりと時間をかけて調査し、見解を示した上で解決策まで提示するのが望ましいとされています。
【Googleが定める専門性】
- 35の異なるレストランにおいて、専門家であれば35の異なるレビューが書ける
- 一定以上のボリュームで説明ができる
- 一般の方が使わない言葉や単語で、説明ができる
- 同じ分野の、他の記事に出現しない希少性が高い単語を使用している
Authoritativeness (権威性)とは
権威性があるサイトとは、ある分野において誰もが認めるサイトのことです。
ユーザーが正しいと認めてくれる事ができれば、権威性があると言えます。
【Googleが定める権威性】
- テーマを絞っている(特化型)
- 記事の量が充実している
- 記事の質が高い
- webサイトの運営歴が長い
- 被リンクを獲得している
- 定期的に記事を更新している
TrustWorthiness (信頼性)とは
信頼性のあるサイトとは、運営者情報を開示しているサイトのことです。
専門的なコンテンツを提供し、権威のあるオーナーが運営すれば、自然と信頼性も高まるでしょう。
そのためには、引用元など詳しく明示し、よりわかりやすい記事を作成する必要があります。
「お問い合わせ」や「プライバシーポリシー」なども、信頼性を高めるためには必要となります。
E-A-Tが求められるジャンル
特に高い専門性を要するのはYMYLと呼ばれるジャンルであり、これは「あなたのお金に影響するもの」や「あなたの幸福、健康、安全性に影響するもの」、つまり人の人生を左右する可能性があるもの全般を指しています。例えば、金融取引や医療情報、法的情報などのページがそれに当たります。
YMYLは「Your Money, Your Life」の略で、Googleが定める検索品質評価ガイドライン『General Guidelines』にも登場しており、その重要性が伺えます。
特にGoogleは、YMYLのようなデリケートな分野において、情報の正確さを元にページの品質評価を行うため、E-A-Tを高めて信頼性を獲得する必要があるでしょう。
AIベースの検索アルゴリズム「RankBrain」
SEO対策はE-A-Tだけではありません。Googleが2015年に導入したRankBrain(ランクブレイン)もまた、サイトパフォーマンス向上に繋がると言われています。RankBrainとは、検索結果をユーザーに提供する際に使用している人工知能システムのことです。
これにより、ユーザーが何を探しているのかをより的確に解釈できるようになったため、有益なコンテンツの作成の重要性がさらに増しました。
例えば「ウェブサイトの作り方」と検索すると、「作り方」だけではなく「作成」という語句も含んだ検索結果が出ます。つまり、RankBrainが「作り方」と「作成」を同義語と認識したのです。
このように、RankBrainの意味や役割を理解した上で、ユーザーが入力した語句と関連性のあるコンテンツを含むサイトを作成することが、SEO対策において重要になります。
まとめ
上位表示されやすくなるために欠かせないSEO対策。
E-A-Tを高めることも大事ですが、忘れてはならないのは『常にユーザーファースト』で考えることです。
SEO対策には即効性のある施策はありません。ユーザーファーストを心掛け、地道にコツコツ積み上げることで大きな成果をもたらすでしょう。