アメリカで流行中のCBD製品。合法大麻とも呼ばれている成分で、これから日本でも人気が出るのではないかとされています。
今回は、CBD製品とはなにか、CBD製品を日本のECで取り扱うにはなにに注意すべきかをお話していきます。
CBD製品とは
CBDとはCannabidiol(カンナビジオール)の略で、大麻草の茎や種子から抽出された成分のこと。
大麻と聞くと、違法薬物のイメージが強いですが、大麻草から摂取できる有効成分には「THC」と「CBD」の2種類あり、「THC」には幻覚作用や幸福感をもたらす成分が含まれています。
「大麻」と聞いてイメージするのはこの「THC」の成分です。
対して「CBD」は摂取してもハイになったり、依存性や過剰摂取のリスクはないとされています。
ストレスの緩和、不眠やニキビの治療、関節炎緩和、さらにはガン治療などにも効果があると言われていて、海外でも人気がではじめています。
また、日本ではCBDを規制する法律はありません。
アメリカでは売上高20倍と予想?
このグラフは、2014年から2022年までの米国におけるCBD消費者売上の実際の成長と予測される成長を示しています。
2022年には、2014年CBD製品売上高の20倍になると予想されています。(2019年記事より)
アメリカでは、すでにドラックストアやスーパーマーケットでも取り扱いをしているほど流通しているCBD製品。
それほど人々の興味関心を集めているのでしょう。
日本のCBD市場
アメリカに比べると日本のCBD市場はまだ規模が小さいものの、市場の流れは波及しています。
現在ではCBD専門店や、CBDを使用した食品を取り扱うカフェが出店されたりと、これから日本でも流行を見せそうな市場です。
<参考記事>
https://www.dreamnews.jp/press/0000209115/
日本ECでの取り扱い
日本のECでCBD製品を取り扱う際は、それぞれのプラットフォームと、そのプラットフォームで使える決済サービスでCBD取り扱い事業の審査が通るのか確認する必要があります。
例えば、ShopifyではCBDの取り扱いは可能ですが、Shopify Paymentの審査が通らないとされています。
ShopifyでCBD製品を販売するためには、Shopifyとの接続が可能で、国内のCBD取り扱い可能な決済会社と契約する必要があります。
EC-CUBEでは決済会社を自由に選ぶことができ、決済代行会社の審査が通れば、販売することが可能です。
審査の際には
- 海外発送禁止
- 輸入許可書や成分分析署名などの提出
などが必要になる場合も。
特に、成分分析表に関しては違法成分であるTHCの基準値が超えていないか確認する必要があると思われるので、ECでの販売を考えている場合は予め用意しておくと良いと思います。
今回はCBD製品に焦点を当ててご紹介しましたが、ECでは物体のない製品を取り扱う際も、CBD製品同様審査が厳しくなっている場合があります。
まとめ
今回は、CBD製品とはなにか、CBD製品を日本のECで取り扱う際の注意すべき点についてお話していきました。
ECサイトを制作するにあたって、リリース日が決まっていることも多くあると思います。
特に期限が迫っている場合は、自社で取り扱う製品は審査は時間がかかるのか確認しておくことが得策でしょう。
RefineはECのチカラで 『時間を作り出す価値』を提供します。
様々なカスタマイズにも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
株式会社Refineです。