ユーザーアナリティクスを聞いたことはありますか?
今回は、特にマーケティング初心者の方にも分かりやすく、Facebookの成功事例も交えて「行動コホート分析」についてお話しします。この分析方法を使うことで、ユーザーが製品をどのくらい使い続けているかがデータとして分かるのです。
それでは、基本からサクッと解説していきたいと思います!
リテンションマーケティングについては、過去記事で詳しく解説しています。
ユーザーアナリティクスって何?
ユーザーアナリティクス(User Analytics)は、ウェブサイトやモバイルアプリ、デジタルプラットフォームなどでのユーザーの行動や相互作用に関するデータを収集し、分析するプロセスやツールのことを指します。
主な目的は、オンラインプロダクトやサービスの利用状況やユーザー体験を理解し、その情報を元に意思決定や改善策を導くことです。よく使われているユーザーアナリティクスツールでは、Google Analytics、Mixpanel、Amplitude、Adobe Analyticsなどが挙げられます。
コホートって何?
「コホート」という単語を初めて聞く方も多いと思います。簡単に説明すると、共通の特徴を持つユーザーグループのことで、同じ期間や同じ出来事に基づいてグループ化された顧客やユーザーの集まりを指します。
ビジネスやマーケティングの文脈では、この用語は特定の期間に同様の属性や行動を示す個々のユーザーグループを指す場合もあります。
具体的には、例えば、同じ登録日や同じ購買イベントなどに基づいてユーザーをグループ化することができます。これにより、同じタイミングで同じ経験をしたユーザーグループを分析しやすくなります。
コホート分析は、特定の期間に新しく加入したユーザーがどれくらいの期間プロダクトを利用し続けるか、あるいは購買イベントの後にどれくらいの期間で再購買に移るかなどを理解するのに役立ちます。この分析を通じて、ユーザーグループごとの特性や傾向を把握し、マーケティング戦略やプロダクト改善策を立てることが可能です。
そして、コホートの中でも「獲得コホート」と「行動コホート」の二つがポイントです。
行動コホート
「行動コホート」は、同じ期間に共通の行動パターンを示すグループを指します。
顧客やユーザーグループが、同じ期間内で同様の行動を示したときに形成されます。行動コホートを分析することにより、特定の期間におけるユーザーの行動トレンドや傾向を把握しやすくなります。
例えば、特定の月に新規登録したユーザーや、同じ期間にアプリ内で特定の機能を使用したユーザー、または特定のセールスプロモーションに応じて同じ期間に購入行動を示したユーザーなどが、それぞれ異なる行動コホートを形成します。
行動コホート分析のポイントは?
では、なぜ企業はこんなに行動コホート分析に力を入れているのでしょうか?
それは、行動コホート分析を行うことで、特定の期間における異なるユーザーグループの行動の違いを理解し、それに基づいてマーケティングやプロダクト改善策を立てることができるからです。これにより、ユーザーアクションが製品の継続利用にどう影響するかを知ることができます。
この分析はリテンション向上やユーザーエンゲージメントの改善に寄与します。
実例:Facebookの成功事例
実際の成功事例として、Facebookは行動コホート分析を積極的に活用しました。
最初の10日で7人の友達を追加したユーザーが、後に長期的にアクティブでいる傾向が見られました。このデータから、Facebookは新規ユーザーが他のユーザーとのつながりを築くことが重要であるという洞察を得ました。この結果を元に、Facebookは友達とのコミュニケーションを促進する機能や通知システムを改善し、ユーザーエンゲージメントを飛躍的に向上させました。
このような具体的な事例を通じて、行動コホート分析がビジネス戦略にどれほど有益かを理解できます。
まとめ
行動コホート分析はビジネス戦略に大いに役立つ手法です。
ユーザーアナリティクスで分析したデータを使って、ビジネスやプロダクトの成功に向けて一歩踏み出しましょう!これらの手法を取り入れることで、より効果的な意思決定が可能となり、マーケティングの世界での成功へと繋がることでしょう。
新しい挑戦に向けて、是非実践してみてください!
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