セッション時間とは、ユーザーがウェブサイトやアプリ上でアクティブな状態にいる時間を示します。具体的には、ユーザーがサイトやアプリを開いてから閉じるまでの時間を計測しています。
実際にアプリを使っている人たちの行動を見て、どんな人がどのくらい時間をかけているのか知ること、それが重要なのです。今回は、初心者でも分かりやすいように、ウェブサイトやアプリの行動ペルソナとセッションの長さについて解説していきます。
セッション時間のグラフを見てみよう
セッション時間を理解することで、ウェブサイトやアプリの利用状況を把握し、ユーザーエンゲージメントやコンテンツの興味深さを評価するのに役立ちます。一般的にはセッション時間が長いほど、ユーザーがサイトやアプリに興味を持ち、そのユーザー体験が良いとされます。逆に短いセッション時間は、ユーザーが迅速に離れる可能性があることを示唆している場合があります。
まずは、平均セッションの長さを示す分析グラフを見てみましょう。グラフには3つのグループがあります。青の「パワーユーザー」、緑の「パッシブユーザー」、そしてオレンジの「トータルカレントユーザー」です。これらのグループはアプリをどれくらい使っているのかグラフから分析していきましょう!
| パワーユーザーに注目する
グラフで示されている青い部分が「パワーユーザー」です。
この「パワーユーザー」はアプリをとても長く使用していることが一目で分かります。平均セッションの長さはなんと約30分もあります。このグループのユーザーはアプリに夢中になっており、たくさんの機能を使いこなしていることが分かります。
| パッシブユーザーとトータルカレントユーザー
次に緑の「パッシブユーザー」とオレンジの「トータルカレントユーザー」を見てみましょう。
「パッシブユーザー」は受動的なユーザーで、アプリの使用意図に沿って定期的にアプリを利用しています。例えば、アプリが提供する基本機能だけを利用している人たちがこれに当たります。
「トータルカレントユーザー」は、通常の頻度で、製品を「通常通り」に使用するユーザーです。例えば、SNSアプリを使って友達と連絡をとる一般的なユーザーがこれに当たります。
これらのグループは両方とも平均セッションの長さがおおよそ16分です。そこまで長く使用してはいませんが、それでもアプリを楽しんでいるユーザーだということが分かります。
なぜ違いが出るの?
では、なぜこれらのユーザーグループに違いが出るのでしょうか?それは「行動ペルソナ」を見つけることで分かります。
行動ペルソナとは、単にどの機能を使っているかだけでなく、なぜその機能を使っているのか、どんなニーズや興味があるのかを知ることができます。
行動ペルソナについては過去記事で詳しく解説しています。
また、これらの違いを理解するために使われているのが「プロダクトアナリティクス手法」です。これを知ることで、ウェブサイトやアプリを使うユーザーの心理や行動を読み解くことができるのです。
これにより、ユーザーのライフサイクル全体での保持率が向上します。つまり、プロダクトを使い続けてもらえる可能性が高まるということです。
まとめ
初めてのセッション時間の分析、いかがでしたか?グラフの分析や手法が難しそうに感じるかもしれませんが、少しずつ理解していくことで、プロダクトアナリティクスの世界がより面白くなります。
このブログでは、プロダクトアナリティクスを理解するための記事を投稿しています。本記事や過去記事がビジネスの成功の一助になりますと幸いです。
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