EC-CUBE×Amplitudeによるグロース

 

リピーター獲得のためのオンボーディングステップ

新規ユーザーを引き込んで、リピーターにするためには、オンボーディングが鍵を握ります。しかし、本当に必要なステップはどのようなものなのでしょうか?
今回は、リテンションマーケティングが初めての方でも迷わずに理解できるように、オンボーディングを成功に導く基本的なステップを紹介します。
データを使ったアプローチで、ビジネスをより成功に導きましょう。

オンボーディングとは

オンボーディングは、新規ユーザーがサービスやプロダクトを初めて利用し始める際に、スムーズで理解しやすい導入体験を提供するプロセスや手法を指します。簡単に言い換えるとチュートリアルのようなものです。

このプロセスが成功すると、ユーザーは製品やサービスの価値を迅速に理解し、その利用を継続する意欲が高まります。
オンボーディングの成功には以下のポイントが重要です。

  • 良好な第一印象を与える
  • ユーザーインターフェースは使いやすくする
  • 製品やサービスの価値を明確に伝える
  • 適切なガイダンスとサポートを含む

これらのポイントを考慮したオンボーディングプロセスは、ユーザーエンゲージメントの向上やリテンション率の向上に寄与します。

オンボーディングステップ例

ステップ1: 使用間隔内で新規ユーザーベースを作成
まずは、オンボーディングの成功の出発点として、一定の使用間隔内でアプリを初めて利用した新規ユーザーコホート(グループ)を作成します。

ステップ2: バリューディスカバリー期間に維持されたユーザーコホートを作成
次に、バリューディスカバリー期間中にアプリや製品を利用し続けたユーザーの成功例を見つけます。ここがオンボーディングを成功に導くヒントになります。

ステップ3: バリューディスカバリーで保持されなかったユーザーコホートを作成
逆に、バリューディスカバリー期間に離れてしまったユーザーも把握します。離脱の原因を理解することが重要です。

ステップ4: 維持と休眠を比較
アプリを使い続けているユーザーグループと、アプリを使わなくなった(休眠)ユーザーグループを比較します。
成功と失敗の違いを見つけ、成功したオンボーディングの特徴を理解します。

ステップ5: トリガーアクションの仮説をたてる
特定された成功の要因から、次に取るべき行動を検討します。これが改善への第一歩となります。

Compass機能を利用する方法

ユーザー行動分析ツールのAmplitudeに入っているCompass機能を使うことで、成功の要因のリストを表示させることができます。Compassは、継続ユーザーがアプリケーションを使用した最初の数日間にどのイベントを実行したかを分析し、そのイベントと継続率の相関関係を数値で算出します。
成功したオンボーディングと最も相関があるユーザーアクションを特定することで、オンボーディングプロセスの改善に役立ちます。

まとめ

オンボーディングの成功を見つけるためには、データを基に具体的なステップを踏むことが不可欠です。
初心者にも理解しやすい手法を用いて、ユーザーを引き込み、ビジネスを成功に導きましょう。 Amplitude Compassを駆使することで、オンボーディングの成功の秘訣を解き明かすことも可能です。

この記事の運営元は
EC-CUBEトップベンダーの
株式会社Refineです。
セキュリティ対策をはじめ、ユーザー行動に基づいたデザイン制作、機能カスタマイズ等、多種多様なECサイト制作を行っております。
事業内容

– EC-CUBE制作支援
– Shopify / Shopify Plus導入支援
– EC特化グロースマーケティング支援
– ECサイト保守・運用

\ 開発実績数500件を突破 /

ピックアップ記事

  1. ファネル分析で ECサイトの売上アップ
  2. 商品毎の売上トレンドを数クリックで可視化する!
  3. ECサイト運営で定点観測すべき指標とは?
  4. 5つの業界におけるファネル分析の例とケーススタディ

関連記事

  1. EC-CUBE×Amplitudeによるグロース

    実例で学ぶリテンション向上の施策|Amplitude Compassの活用方法

    新規ユーザーのオンボーディングが成功したら、次なるステップはユーザーに…

  2. マーケティング

    メルマガ担当必見!開封率を高める件名のポイントご紹介②

    メールマーケティングは日々進化し、受信トレイで読者の目を引くことはます…

  3. EC-CUBE×Amplitudeによるグロース

    リピーター維持の秘訣〜リテンションにスポットを当てる〜

    リテンションはビジネスにおいて極めて重要な概念で、顧客やユーザーがサー…

  4. ECサイト

    これから伸びるEC市場と今行うべきサイト改善

    感染症拡大の影響を受けたこともあり、オンラインショップの利用が急激に…

  5. EC-CUBE×Amplitudeによるグロース

    Amplitudeを使って復帰ユーザーの潜在的な価値を見出す

    復帰ユーザーの重要性は、企業の成長戦略においてますます高まっています。…

  6. マーケティング

    復帰ユーザーのリテンションを計測して効率的に顧客を増やす

    新規顧客の獲得には、「休眠ユーザー」に復帰してもらうよりも多くの費用と…

最新の記事

  1. ECサイト

    Shopifyで連携できるCRM -Salesforce Sync-
  2. ECサイト

    ShopifyとEC-CUBEの違い -仕様の差-
  3. ECサイト

    ECカートプラットフォーム徹底比較!EC-CUBEとecforceの違いとは?
  4. ECサイト

    ECサイト、何でつくる?ECプラットフォーム別費用比較
  5. ECサイト

    EC-CUBEとShopifyの違い -ECサイトの種類-
PAGE TOP