本記事では、Amplitudeの「スティッキネス」機能を使用したデータ分析方法を、具体的な実例を交えて詳しく解説します。
スティッキネス機能を活用することで、ユーザーがサービスに対してどれだけ関心を持っているかを把握することが可能です。
また、Amplitude「ペルソナ」機能を使用したリテンション向上術についても併せてご覧ください。
スティッキネスとは?
スティッキネスは一般的に、特定の期間内にサービスを利用したユーザーの割合を示す指標です。例えば、週ごとのスティッキネスが高い場合、ユーザーは週ごとにサービスにアクセスしており、サービスに定期的に関与していることを示唆しています。
Amplitudeの「スティッキネス(Stiky)」機能は、ユーザーのアプリやウェブサイトへの頻繁なアクセスを評価し、ユーザーがサービスにどれだけ「くっついている」かを示す重要な指標です。具体的には、スティッキネスはユーザーの定期的なアクティビティを示し、サービスに対するユーザーの関与度合いを示すのに役立ちます。
スティッキネスは一般的に、特定の期間内にサービスを利用したユーザーの割合を示す指標です。例えば、週ごとのスティッキネスが高い場合、ユーザーは週ごとにサービスにアクセスしており、サービスに定期的に関与していることを示唆しています。
この機能は主にユーザーエンゲージメントの評価に使用され、開発者やマーケターがユーザーの定期的な活動をトラッキングし、サービスに対するユーザーのロイヤルティや関与を把握するのに役立ちます。
スティッキネスの重要性
マーケティングにおいて、特に重要なのは「重要なイベントのスティッキネス」です。これはユーザーが特定のイベントを行った日数を示し、その日数がサービスの利用とどれだけ関連しているかを示します。
ここで今回は、あるフィットネスクラス予約アプリのユーザーを事例に取り上げてスティッキネスのグラフを解析していきたいと思います。
スティッキネスグラフの解析
事例で取り上げるアプリのユーザーで、二つのスティッキネスグラフを作成しました。
- スティッキネスグラフ1:ユーザーが1か月でクラスを予約する毎日のパフォーマンスを測定。
- スティッキネスグラフ2:ユーザーが1か月でクラスを閲覧したり、スケジュールを確認したりする毎日のアクティビティを測定。
スティッキネスグラフ1とグラフ2を比較することで、このアプリは3つのペルソナそれぞれが1か月の内、5日程アプリを開いて使用していることが分かりました。しかし、それに反して予約を頻繁に行う割合は低いことが浮き彫りになりました。
また、スティッキネスグラフ1はペルソナ2および3がペルソナ1よりも高い頻度で予約を行っていることを示しており、これに着目することで、これらのユーザーグループの数を増やすことができます。
加えて、これらの分析結果をもとにユーザーエクスペリエンスを向上させることで、よりユーザーのエンゲージメントを高められます。
まとめ
今回ご紹介したAmplitudeの「スティッキネス」機能は、ユーザーが特定のイベントにどれだけ関与しているかを把握するための強力な手段です。
マーケティング戦略を展開する際には、このデータを活用し、ユーザーグループごとに最適なアプローチを見つけることが重要です。
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