ECサイトを運営する上で大切なことは、顧客との関係を築き、収益を最大化することです。そのためには、顧客の行動やニーズを理解し、それに基づいた戦略を展開することが必要です。
特に、復帰ユーザーの重要性は近年ますます高まっています。復帰ユーザーは過去に製品やサービスを利用していたグループであり、再び顧客として獲得することで、収益の増加やビジネスの成長につながる可能性が非常に高まります。
そこで、本記事では重要なイベントプロパティとエンゲージメント(関係性)の比較に焦点を当て、復帰ユーザーについてのデータ分析と洞察を探求します。具体的には、イベントプロパティやセッションの指標を通じて復帰ユーザーの行動を理解し、それに基づいた戦略の構築方法を探ります。さらに、復帰ユーザーと他のユーザーグループとの比較を通じて、ビジネスの成長に向けた新たな展望を提供します。
重要なイベントプロパティを比較
ある企業の事例を元に、イベントプロパティについて紹介していきます。
まず、復帰ユーザーの行動パターンを理解するために、重要なイベントプロパティを比較しました。その中でも特に、カートの合計金額に着目しました。
ここを分析した結果、下記のレポート結果の通り、復帰ユーザーは新規ユーザーよりも1回の取引でより多くの金額を消費していることが明らかになりました。これは、復帰ユーザーが高い購買意欲を持っている可能性を示唆しており、復帰ユーザーの重要性を再確認するものでした。
スティッキネスとセッションメトリクスを比較する
次に、スティッキネスとセッションメトリクスを比較し、復帰ユーザーのエンゲージメントの側面を探りました。
スティッキネスとセッションメトリクスについては、過去記事にて詳しく解説しています。
これらの測定基準を用いることで、復帰ユーザーと他のユーザーグループとの違いを特定し、復帰ユーザーに対する戦略を立てることが可能になります。
具体的な分析としては、復帰ユーザー、新規ユーザー、現在のユーザーについて、重要なイベントのスティッキネスを比較し、またセッションの長さの分布と平均セッションの長さを比較します。
これにより、復帰ユーザーの行動パターンを詳細に把握することができます。また、復帰ユーザーにより適したアプローチを見つけることができるため、また新たな施策を実行することができます。
まとめ
復帰ユーザーは、ビジネスにとって重要な資産であり、彼らのエンゲージメントを高めることは収益性や成長に直結します。
重要なイベントプロパティやセッションの指標を通じて、復帰ユーザーの行動を分析し、それに基づいた戦略を展開することが不可欠です。
今後も復帰ユーザーとの関係を強化し、ビジネスの成功に貢献していくことが重要です。
株式会社Refineです。
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