近年、多くの企業がプロダクト・レッド・グロース(PLG)という新しい戦略手法を導入しています。
プロダクト・レッド・グロース(PLG)を成功させるためには、カスタマージャーニーに焦点を当てることが不可欠です。今回は、PLGのカスタマージャーニーについて紹介していきます。
目次
1. Acquisition(獲得)
獲得パートとは、見込み客が顧客に変わる段階のことを指します。
PLGは、「プロダクトが自身でプロダクトを売り込む」ため、社員のリソースの削減に効果的です。
そのため、製品がバイラルやユーザー生成コンテンツなどの戦術を通じて、新規ユーザーの登録を促進します。SNSでのシェアや口コミによって、製品が広がり、新たなユーザーが獲得されます。
2.Activation(アクティべーション)
アクティベーションは、ユーザーが初めて製品の価値を実感する瞬間です。
PLGでは、シンプルなセットアップとオンボーディングプロセスが重要になります。
営業やマーケター等の社員が介入することなく、顧客はすぐに製品の価値を理解できるようになります。
この段階でのユーザーエクスペリエンスの質が、継続的な利用につながります。
3.Engagement(エンゲージメント)
エンゲージメントは、製品と顧客の相互作用の程度を測定します。
PLGの場合、製品は顧客を喜ばせたり、新しいユースケースを探求させたりすることで、エンゲージメントを高めます。顧客が製品に満足し、積極的に活用することで、長期的な関係性が築かれ、良好な関係性となります。
4.Retention(リテンション)
リテンションは、顧客が製品で習慣を築き、定期的に製品に戻ってくる段階です。
PLGでは、製品が利用しているトリガーを通じて継続的な習慣形成を促進します。
そのため、定期的なアップデートやカスタマイズ機能の提供など、顧客が製品を離れる理由を減らす取り組みが重要となります。
5.Monnetization(マネタイズ)
マネタイズは、顧客が製品に見出した価値から収益を得る段階です。
PLGでは、顧客はセルフチェックアウトを通じて製品を購入し、セールスの介入なしに有料顧客に変わります。
プレミアム機能や追加サービスの提供など、顧客が支払いを行いたいと感じる付加価値を提供することが重要です。
まとめ
PLGを実現するためには、「カスタマージャーニーのあらゆる場面で、製品を前面に押し出す」ことが重要です。
これには、デモ、フォーラム、ドキュメント、ヘルプサービスなど、顧客接点全体を通じて製品を中心に据えることが含まれます。
PLGは、製品の魅力を最大限に引き出し、持続的な成長を実現するための戦略として、多くの企業にとって魅力的な選択肢となっています。
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