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Shopify Editions Summer ’24の目玉機能8選を紹介!

本記事では、Shopify Editions Summer ‘24 で発表された最新情報の中から8つを紹介します!

Shopify Editionsとは?


Shopify Editionsとは、Shopifyが毎年2回リリースするプラットフォームの最新機能とアップデートの発表です。
具体的な内容は各エディションごとに異なり、Shopifyの公式ウェブサイトやブログで詳細が公開されます。
今回のShopify Editions Summer ’24は2024年6月24日(月)21:00に行われ、約177の機能が紹介されました!


ひとつのホーム画面で複数のMarket(販売先)を管理



ひとつのホーム画面で複数のMarketを管理することができます。

例えば新たにイギリス向けに事業を展開する際に、価格を調整したりフロント画面を調整したり、その市場に適したECサイトを一つのホーム画面でカスタマイズすることができます。
また、ひとつの画面で全ての事業の売上や販売数等を確認することもできます。

さらに、Marketを使って特定のカタログを設定することで、価格設定をそれぞれの小売店に反映することができます。
例えば、アメリカの卸サイトでは価格を変更し、ニューヨーク店ではベストセラーだけを在庫に置くことができます。

この機能を利用して、B2B、小売、および地域全体での拡大が容易になり、それぞれの顧客体験をカスタマイズできます。


チェックアウト時に配送を分割可能に



チェックアウトの際に配送情報をそれぞれの商品で細かく指定できるようになります。
この機能により、商品が分割して配送される場合は予め確認できるようになりました。

配送日が選択できる商品の場合、顧客は最安値・最速配達・配送毎にカスタマイズの3つから選択することができます。
そのため、配送日数と送料が管理しやすくなりました。

また、この機能はサブスクでも役立ちます。
お客様は、配送や配達日時について詳しく把握できるため、顧客とブランドの信頼関係を築くことができます。


AIにより更なる生産性向上



SidekickというAI機能が新しく登場し、モバイルおよび管理画面全体でAIによるメディア生成が解禁されました。
ベストプラクティスやShopifyの利用方法についてSidekickが教えてくれるようです。

さらに、Sidekickはストアの詳細や業務データまでもを把握しています。
ストアの商品や注文、顧客についてトレーニングされているため、顧客セグメントを作成することができます。

例えば、最近大きな買い物をした顧客をターゲットにしたマーケティングキャンペーンを行う際に、Sidekickに頼むことでセグメントを切り、顧客それぞれに合わせたメールを送信することができるようになります。

その他ShopifyのAI機能では、生成AIによって商品画像の背景を任意のものに変更したり、購入者の質問に回答したりすることもできます。


新しい分析機能



分析技術スタックを再構築し、より高速で柔軟かつ直感的な操作性になりました。
データの可視化や検証、選定方法を刷新し、リアルタイムでの実行ができるようです。

重要なグラフはダッシュボードに一覧で表示させることが可能で、ドラッグ&ドロップで配置ができ、サイズの変更や追加・削除等調整し、ダッシュボードを自由に調整することができます。

更に詳しく情報を見たい場合は、Shopifyのレポート作成機能でその他の指標や数値を選ぶこともできます。


テーマの新しいスタイル設定



この機能の追加により、マーチャントがセクションやブロックのストアレイアウトを簡単に工夫できるようになりました。

例えば、レイアウトパネルを使用して、方向・調整・画像の間隔を設定することができます。
このスタイル設定は様々なデバイスに適応しているため、別の設定をせずにモバイル端末用のサイトも簡単にカスタマイズできます。

更に、ブロックは静的にレンダリングされているため、マーチャントは並び替えたり削除することはできません。
そのため、開発者はアコーディオンのような複雑なレイアウトを構築することができます。


Hydrogen Visual Editor(Powered by Utopia)で視覚的に構築可能に



Hydrogenビジュアルエディタにより、ビジュアルエディタでの構築できるようになりました。
これにより、今までより少ない時間で、誰でもヘッドレス ストアフロントを構築できるようになりました。

担当者全員がビジュアル環境で連携して作成・構築・公開をすることができるため、技術者以外の人もサイトを構築することができます。

また、コード変更を行った際にはリアルタイムでGithubに反映ができるため、全員がひとつの環境で作業が可能になります。


Markets Proでスムーズな海外展開



Managed Market Proを活用することで、スムーズな海外展開とコンバージョン率の向上を実現します。
今回はManaged Market Proの4つの機能を紹介します。

①カタログ制限を導入し、顧客体験を合理化に
Shopifyによって通関不可の商品は自動的に制限されます。
制限対象商品については、対象地域と制限理由も確認することができます。

②関税や輸入税を商品価格に直接反映
チェックアウト画面で税込総額が表示される地域向けに、本変更が適応されたようです。
これにより、想定外の関税を請求されるリスクがなくなるため、海外購入者のコンバージョン率が向上します。

③豊富な配送方法を提供
現在のDHLの配送に加えて、UPSでの標準配送も可能になりました。

④自動編集機能の追加
購入後に変更があった場合でも海外配送の情報を修正できます。
変更内容に合わせて、関税・各税・為替レートが自動的に変更されます。


店舗への発送と店舗からの発送



スムーズなオムニチャネル体験のために、顧客は複数の商品受取オプションから選択することができます。
今回のアップデートでは、[店舗受取]でストア間での商品の搬送が可能になりました。
顧客はオンラインで注文した商品を希望の店舗に転送してピックアップすることができます。

更に、Shopify POSを使用して店舗から直接商品を発送することが可能です。
これにより、配送料金を抑えて今までよりも早く出荷することができます。
また、店舗が忙しい場合は、次に最適な店舗にルートを変更することも可能とのことです。


Shopify POSで顧客との関係性を深める



Shopify POSを使用することで、顧客との関係性を深めることができます。

①全ての店舗でワンタップのデジタルレシートを渡せる
顧客がShopPayユーザーならチェックアウトの際にメールアドレスが表示されます。
デジタルレシートを選択した場合、オプトインしてもらうことでその後もメールを配信できます。

②チェックアウト時に顧客情報を自動で習得可能に
メールアドレス等の顧客情報のみならず、販売した店舗スタッフの情報も収集できます。
管理画面で必要な項目を選択すれば、チェックアウト時にスタッフが顧客のメールを記録できます。

③返品ルールを定めて店内体験を合理化
その商品が返品可能かをPOSが自動的に判別し、返品不可能の理由を提示することで、返品不可能商品の返品を阻止します。
店舗スタッフが返品の判断に迷うことがなく、必要に応じてマネージャー権限の人が規定を例外にすることもできます。


まとめ


今回はShopify Editions Summert ’24の新機能の中から8つを厳選してご紹介しました。
その他の新機能も随時まとめて投稿いたします。ぜひご注目ください!


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