本記事では、日本未上陸のECプラットフォームの「BigCommerce」について紹介していきます。
BigCommerceは、主に中規模から大規模の企業向けに提供されている、クラウドベースのECプラットフォームです。
日本ではあまり馴染みのないプラットフォームですが、どのような特徴があるのか紹介していきます。
目次
BigCommerceとは?
BigCommerceは2009年に設立され、本社はアメリカのテキサス州オースティンに所在しており、2020年にはNASDAQに上場しています。
事業内容としては、クラウドベースのECプラットフォームを提供しており、オンラインストアの構築、運営、管理に必要なツールやサービスを提供しています。
BigCommerceの特徴
拡張性
中小企業から大規模企業まで幅広いビジネス規模に対応する柔軟なプラットフォームです。
特に、成長過程の企業にとっては、売上拡大に応じた機能追加が容易に行える点が魅力です。
多様な販売チャネルとの統合
Amazon、eBay、Google Shopping、Facebookなど、複数の販売チャネルとシームレスに統合できるため、広範な顧客層にリーチ可能です。
内蔵機能の充実
SEO対策、マーケティングツール、支払いゲートウェイ、税計算、在庫管理など、オンラインストア運営に必要な機能が標準で搭載されており、追加のプラグインに頼ることなく、多機能なストアを構築できます。
カスタマイズの柔軟性
コードを必要としない直感的なデザインカスタマイズが可能であり、APIを使った高度なカスタマイズや外部システムとの連携にも対応しています。
パフォーマンスとセキュリティ
高いパフォーマンスを誇るクラウドベースのサービスであり、セキュリティも業界標準を満たしています。
これにより、安定した運用と安全なデータ管理が可能です。
比較される他のECプラットフォーム
Shopify Plus
カナダ発のクラウドベースのeコマースプラットフォーム。ユーザー数が多く、使いやすいインターフェースと豊富なアプリのエコシステムが特徴。
BigCommerceと同様、SEO対策や多様な決済オプションを提供していますが、カスタマイズ性においてはBigCommerceが優れていると評価されることがあります。
Magento (Adobe Commerce)
オープンソースのECプラットフォームで、特に大規模なECサイトに適しています。
高度なカスタマイズが可能であり、大企業向けの柔軟性を備えていますが、導入や運用には高度な技術力が求められる点で、BigCommerceとは異なります。
Salesforce Commerce Cloud
大企業向けのクラウドベースのECプラットフォームで、顧客関係管理(CRM)との統合が強み。
BigCommerceに比べて、エンタープライズレベルの高度な機能が提供されていますが、導入コストが高くなる傾向があります。
まとめ
BigCommerceは、スケーラビリティや多機能性を重視する企業に適した選択肢であり、特に成長中のビジネスや大規模なオンラインストアにとって、強力なECプラットフォームです。
BigCommerceに限らず、「どのプラットフォームが最適かわからない」「やりたいことができるプラットフォームを選定してほしい」などのお悩みがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。