その他

 

ご祝儀もキャッシュレス決済

あらゆる決済方法の出現により、消費者は自ら利用場面に応じて決済手段を使い分けることができるようになりました
最近では、結婚式のご祝儀やお葬式のお香典などでもキャッシュレス決済が進み、今までの常識を覆す取り組みが浸透してきています。

まず、キャッシュレスとは

すでにご存知の方も多いですが、キャッシュレスとは現金を使わずに支払いを行う決済方法のことです
クレジットカードや電子マネー、デビットカード、スマートフォンを使用したQRコードなどがあります。
日本は、世界に比べてキャッシュレス決済が進んでいないのが現状です。

キャッシュレスになって欲しいものは?

株式会社J.D.パワージャパンのアンケート調査によると、キャッシュレス決済が利用できたら便利な場面は「お祝い金(11%)」「結婚式のご祝儀(9%)」「ギャンブル(9%)」「葬儀の香典(11%)」「さい銭(6%)」という結果になりました。

性別で見ると、男性より女性の方がギャンブル以外の全ての項目で関心が高く、ある程度期待していることがわかります。

まだ、このような場面でのキャッシュレス決済のイメージが湧かない人がほとんどでしょう
しかし、実際に結婚式のご祝儀を事前決済するアプリも開始されており、近い将来当たり前になるかもしれません。

では、近年広まりつつあるご祝儀の事前決済では、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。

ご祝儀を事前決済するメリットって?

ゲスト側のメリット

ゲストとしては、従来のようなご祝儀に関わる手間を省けることが何よりのメリットです。

  • ご祝儀袋、新札を用意しなくて済む
  • 出欠の連絡もWEBで簡単
  • 欠席の場合でもお祝い金を決済できる
  • クレジット決済でご祝儀貧乏にならない

新郎新婦側のメリット

一方、新郎新婦にはコスト面でのメリットがあります。これを見れば、事前決済を検討しようと思う方もいるのではないでしょうか?

  • 招待状を送付するコストの削減
  • 結婚式前にご祝儀を受け取れる
  • 金額がわかるので引き出物価格が決めやすい
  • お金のやり取りがないので受付時間が短縮する
  • ご祝儀泥棒、紛失防止
  • ドタキャンされても負担にならない

ご祝儀の事前決済サービスのご紹介

Biluce(ビルーチェ)

ウエディング業界で初めて、事前決済システム付きのWEB招待状をリリースした「Biluce(ビルーチェ)
招待状の作成から決済システムまで、全て無料で利用できますクレジット決済時のみ手数料5%発生)。

招待状に動画を添付したり、パーティー前日にゲストにメールを送るリマインド機能など、他にも便利な機能が充実しています
利用者数も100万人を突破しており、注目を集めているサービスです。

kurca(クルカ)

年間8000組の結婚式のお手伝いをしている姉妹サイトWEBDING(ウェブディグ)のプロがプロデュースしたWEB招待状サービス「kurca(クルカ)」。

事前集金サービス“KaunPay”を利用することができ、銀行振込とクレジットが選択できます。そして、いつでも会費の払い出しができるので安心です。

紙ベースの招待状は、WEBDINGにて同じデザインを注文することができます
また、WEBDING支払い方法を“KaunPay”にすると、支払い総額から4%引きになるキャンペーンも行なっています。

お香典もキャッシュレス決済

株式会社アイビーシステムは、葬儀に関わる金品の手配をWEB上で完結できるシステムを、2020年春に販売する方針です
このサービスは、葬儀の情報検索や必要な物品が購入できるECサイトが中心となります。

参列者はお香典や供物を事前にキャッシュレス決済し、お香典は葬儀会社を通じて喪主に渡ります
当日は、記帳の代わりに参列者にスマホでQRコードを表示してもらい、専用の機器で読み込むだけで受付が完了します。

アイビーシステムの若桑社長は、「冠婚葬祭にも非現金化の流れがいずれ及んでくる」とみており、早期にキャッシュレス決済に取り組むとしています。

はじまる、キャッシュレス・消費者還元事業

2019年10月1日の消費税10%増税に伴い、消費者に最大5%が還元される「キャッシュレス・消費者還元事業」が開始されました。

この還元制度は、消費者が店舗にてキャッシュレス決済で支払った場合、購入額の最大5%のポイントが付与されるというものです
これにより政府は、生産性向上や消費者の利便性向上、そして2020年の東京オリンピックに向けたキャッシュレス決済の普及に力を入れるとしています。

店舗運営者としても、キャッシュレス決済を今のうちに導入することで、今後増加が予想される訪日外国人が利用しやすくなり、大幅な集客を見込めます。
登録申請店はすでに約73万店まで上り、2020年4月末まで申請可能です

まとめ

キャッシュレス化することで、コストや人員削減に繋がることがわかっていただけたかと思います。
そして今、国を挙げてキャッシュレス決済が促進されており、消費者や運営者からの注目度も高まっています
多様化する時代の中、運営者にはあらゆる決済方法に対応していくことが求められているでしょう。


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