多くの企業で、SNSを活用したマーケティングが実施されています。
SNSを利用する一般ユーザー数も年々増加傾向にあり、SNS運用を取り入れることで新たなターゲット層へのアプローチも期待できます。
今回はインスタグラムを利用したSNS運用のやり方をご紹介します。
まずは目的を決める
SNSマーケティングを始める前に、KGI(目的)を決めましょう。
KGIとは、最終的なゴールのことを指します。
例
・認知度拡大
・売上向上
・自社ブランディング
・自社サイトへの流入数向上
そして、KGIを達成するための指標のことをKPIといいます。
目的達成までのプロセスとして必要な指標になるので、KPIも設定しましょう。
例
・いいね数
・フォロワー数
・インプレッション数
・エンゲージメント率
・自社サイトクリック数
ペルソナを決める
ペルソナとはより具体化したターゲットのことを言い、「自社にとって最も重要で象徴的なお客様」像です。
年齢から性別、職業、家族構成、居住地まで詳しく設定します。
ペルソナに合わせてどのSNSを利用するかが決まります。
どのようなコンテンツを発信するかを考える際に、ペルソナは重要な指標となります。
ペルソナ例
年齢:25歳
性別:女性
仕事:IT企業勤務
家族:ひとり暮らし
住まい:関東在住
休日の過ごし方:休日の過ごし方は家で映画鑑賞やネットサーフィンをして過ごすことが多い
所持デバイス:スマホ、PC
流行への感度:SNSで情報を仕入れる程度
利用するSNSを決める
目的やペルソナが決まったら、利用するSNSを決めます。
各SNSの特徴を参考に、どのSNSを活用するのか検討しましょう。
以下、各SNSの特徴です。
・アクティブユーザー数4,500万人超(2017年10月)
・リアルタイム性に長けている
・拡散力がある
・ニュースやトレンドなどの情報ツールとしても利用される
・ユーザーの半数以上が29歳以下
・アクティブユーザー数3,300万人(2019年6月時点)
・写真や動画がメイン
・世界観を表しやすい
・ユーザーの約半数が29歳以下
・女性の利用が多い
・アクティブユーザー数2,600万人(2019年3月時点)
・公式な情報
・公私の繋がりが多い
・若年層の利用率が低い
・アクティブユーザー数8,600万人以上(2020年10月時点)
・お得な情報
・メッセージとタイムラインの2つを併せ持つ
・通話やトークなどモバイルのアクティブユーザーが多い
・トークの開封率が他のSNSよりも高い
先ほど考えたペルソナ、発信内容、各 SNSの特徴を比較して、利用するSNSを決めます。
例えば、先ほど例に挙げたペルソナは
年齢:25歳
性別:女性
仕事:IT企業勤務
家族:ひとり暮らし
住まい:関東在住
休日の過ごし方:休日の過ごし方は家で映画鑑賞やネットサーフィンをして過ごすことが多い
所持デバイス:スマホ、PC
流行への感度:SNSで情報を仕入れる程度
でした。
インスタグラムの
・アクティブユーザー数4,500万人
・ユーザーの約半数が29歳以下
・女性の利用が多い
この特徴とペルソナを掛け合わせて考えると、インスタグラムを使用することでコンテンツ拡大効果がより期待できると考えられます。
投稿スケジュールを立てる
利用するSNSが決まったら、月間スケジュールと原稿表を作成します。
1ヶ月分の月間スケジュールを月初に立て、原稿表には投稿内容を入力します。
あらかじめ決めておくことにより、投稿漏れを防ぐことができ、より確実に継続運用することができます。
また、原稿もまとめて1ヶ月分作成しておくことがベストです。
ハッシュタグを有効活用
インスタグラムの投稿がきっかけで、実際に商品購入などのアクションを起こしたことがある人は約84%に昇ります。
投稿を見つけてもらうために効率的なのが、ハッシュタグ検索です。
ハッシュタグは1投稿につき30個までつけることが可能です。
人気のハッシュタグはそれだけ投稿数も多いので、埋もれてしまう可能性があります。
目立つためにも、オリジナルのタグや、投稿数の低いタグを狙っていくのも一つです。
効果測定で運用の見直しを
インスタグラムの分析は、アプリ内のインサイト機能で確認することができます。
閲覧回数や自社サイトへのアクセス数などを分析し、反応の高い/低い投稿にはどのような特徴があるのかを明確にします。
また、インスタグラムではフォロワーが100人になるとフォロワーの詳細(年齢層・性別・居住地など)が確認できるようになります。
初期段階は、まずフォロワーを集めるところから始めるのも一つの手です。
キャンペーンの活用でフォロワー増加
キャンペーンの応募条件に「フォロー必須」と入れることで、効率的にフォロワーを獲得できます。
また、多くのユーザーに参加してもらうためには、参加ハードルを低くしたり魅力的なコンテンツである必要があります。
しかし、キャンペーン後はフォローを解除される可能性が高くなります。
そのため、ユーザーとの日々のコミュニケーションが非常に重要となってきます。
キャンペーンをして終わりではなく、その後に繋げる行動を心がけましょう。
今回は、フォロワー増加するインスタグラム運用のやり方について説明しました。
Reifneでは代表大塚がSNSエキスパート検定上級の資格を取得しており、運用代行のお手伝いもしております。まずはどのようなコンテンツを拡大させていきたいかなど、お気軽にご相談ください。