前回は「ビジネスで勝つために知っておきたいDX」についてご紹介しました。
では、EC業界でDX(デシタルにおける変容)、を実現するためには何をすればよいのでしょうか。
今回は、EC企業におけるDXについてシリーズでお送りします。
実際にDX実現のためには、以下のポイントを意識する必要があります。
- どのような市場なのか
- どんなデータを集めるのか
- どのようなビジネスモデルを構築するのか
EC業界はどのような市場なのか
EC業界は、もともとIT技術を駆使してインターネット上でモノやサービスを売買しています。
そのため、「オフラインのやり取りをオンラインで行うことで効率化を図る」というDXはすでに実現している業界です。
では、EC企業がさらなるDXを起こすにはどうしたらよいのでしょうか。
EC業界におけるDXとは主に
- 業務効率化
- 売上の拡大
この2点に着目される事が多いです。
次に業務効率化と売上の拡大をするため「どのようなデータを集めるのか」を考えていきます。
どのようなデータを集めるのか
<業務効率化>
ITツールを駆使して単純作業を自動化することで業務の生産性を上げることができます。
自動化するためには、現状ある単純作業を洗い出す、社内のデータを集める必要があります。
自動化できそうな単純作業を明確にして、適切なツールを導入することがECにおけるDXの第一歩です。
<売上の拡大>
売上拡大を目指すためには「お客様の欲しい情報や買いたい商品がスムーズに表示されること」が必要であると考えられます。
そのためには、適切なサイト内の検索機能やレコメンド機能を搭載しなければいけません。
適切なサイト内の検索機能やレコメンド機能を搭載するためには、ユーザーが閲覧した商品、かごに入れた商品、実際に購入した商品等のデータを集めて分析し、行動特性を特定します。
その行動特性を踏まえて検索結果が自動的に適切な情報が表示されるようになれば、売上の拡大につながると考えられます。
どのようなビジネスモデルを構築するのか
EC業界のビジネスモデルには以下のようなものがあります。
- ECサイトのみの運営
- 実店舗(リアル)からECサイトを展開
- モール連携
- O2O
- オムニチャネル
- 越境EC
- EDI
コンテンツや状況に合わせて最適なビジネスモデルを選択して取り組む必要があります。
ビジネスモデルに関しては次回、詳しくご紹介していきます。
まとめ
今回はEC業界におけるDXの市場とデータについてお話していきました。
DX(デジタルの変容)の第一歩として、市場を知ることとデータを分析することが大切になります。
市場を知り、データを分析することで適切なビジネスモデルが見えてくるはずです。
次回は「どのようなビジネスモデルを構築するのか」についてお話していきます。