前回は、ECサイトが繋がらなくなったときにやるべきことについてお話していきました。
今回はサイト運営者が開発ベンダーに確認すべきことについて、少し掘り下げてお話していきます。
サーバダウンしたときのリスク
瞬間同時接続が上がるタイミングは、メディアに取り上げられることなどが考えられます。
メディアに取り上げられて注目度が上がったのにECサイトで購入できないとなると、商品周知や販売機会の損失を招く恐れがあります。
そうなると、せっかくメディアに取り上げられて知名度アップのチャンスを失うこととなります。
そうならないためにも事前に対策を講じることが必要になります。
サイト運営者が開発ベンダーに確認すべきこと
「ECサイトに接続できない」「商品を購入できない」という問い合わせがあった際に、サイト運営者が開発ベンダーに確認すべきことはなんでしょうか。
- サーバ構成
- ロードバランサー
- DBプロセスのスロークエリとデッドロックエラー
次に、それぞれ何を意味しているのかをお話していきます。
サーバ構成
例えば、WebサーバとDBサーバを分けて運用していた場合、Webサーバを増強させても、DBサーバのスペックが不足していたらECサイトは機能することができません。
現状のサーバ構成を確認し、バランスのとれた状態であるかを確認する必要があります。
ロードバランサーの状態
ロードバランサーとは、負荷分散のシステムのことで外部からの通信(トラフィック)を複数のサーバーに分散する仕組みです。
現状のロードバランサーの設定がどうなっているのかを確認し、必要があれば調整することで状態を緩和できるかもしれません。
DBプロセスのスロークエリとデッドロックエラー
スロークエリとは、データベース管理システムに対する問い合わせ(クエリ)のうち、一致の基準値より時間がかかっているもののこと。
クエリに時間がかかる要因は様々ですが、巨大なデータを毎回フルスキャンするなどデータベースの設計やクエリの記述に問題がある場合、過大な処理要求により飽和状態になり遅延することがあります。
デッドロックとは、行き詰まり、手詰まりなどの意味を持っています。
IT分野では複数実行中のプログラムなどが、互いに他のプログラムの結果待ちとなって待機状態のまま動かなくなった現象のことを指します。
スロークエリやデッドロックが原因の可能性もあるので、この部分も確認が必要であると言えます。
まとめ
今回はサイト運営者が開発ベンダーに確認すべきことについて、少し掘り下げてお話していきました。
サイトに接続できない原因は様々で一概に今回ご紹介したものが原因とは言い切れませんが、事例を知っているのと知らないのとでは対応のスピードが変わってきます。
今回ご紹介した内容も頭の片隅においていただき、実際に障害が発生した際に原因の切り分けができれば迅速な問題解決につながるはずです。
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