EC-CUBEでECサイトを運営していると、メールマガジンを見込み客に配信する、なんてことはよくあると思います。
メルマガの効果測定として、開封率やURLクリック率に注目が集まりがちですが、そもそも送信したメールのうち実際に相手に届いているのはどの程度なのか把握できているでしょうか。
今回は、メールの重要な要素であるデリバビリティーとは何か、そしてメールが到達しない理由と、到達率が上がる注意すべきことについて詳しく解説します。
メールが届かないのはなぜ?
送信ボタン一押しでメールが「自動的に送信先に届く」と思っていませんか?また、一斉にメールを配信したものの、きちんと届かなかったという経験はありませんか?
実は、送信ボタンを押してから送信先の受信トレイに届くまでに、さまざまなプロセスを通過します。その後、総合的に送信者の信頼度(レピュテーション)が高いと判断されたメールのみが相手の受信トレイに到達します。
逆に言うと、送信者のレピュテーションが低いと判断されたメールは相手に届かないのです。
デリバビリティーとは
相手の受信トレイに到達するために必要なのが「デリバビリティー」です。
デリバビリティーとは、メールが通過するさまざまなプロセスを理解して、相手の受信トレイに到達する可能性を最大限まで高めるために分析を行うことです。
受信トレイに到達=高いレピュテーションが必須
基本的に、メール判断の大部分はメールボックスのプロバイダーが担います。しかし、判断が難しいメールが届いた場合はユーザーによるフィードバックから判断します。
つまり、届いたメールに対してユーザーが行ったエンゲージメントデータを収集し、その結果次第で受信可否を判断しています。
例えば、メールの開封やURLのクリック等のポジティブな行動をとった場合は、次回以降の同じ送信者からの類似メールは受信トレイに振り分けられる可能性が高くなります。
反対に、ユーザーがスパム報告をしたり、ドメインをブロックするなどのネガティブな行動をとった場合、次回以降は迷惑メールのトレイに振り分けられたり、配信拒否される可能性が高くなります。
Dotdigitalでは、デリバビリティーをはじめとするメルマガの効果をあげるためのベストプラクティスを提案しています。
また、送信者のレピュテーションを高められるようにメルマガ戦略構築のお手伝いをしております。レピュテーションが高ければ高いほど、メールが受信トレイに届く可能性が高くなり、ROI(Return On Investment: 投資利益率)に直結します。
まとめ
今回は、メールが届かない原因と改善について3つをご紹介しました。
- メールが届かないのはレピュテーションが低いため
- デリバビリティーとは相手の受信トレイに振り分けられるように分析すること
- 受信トレイに到達するには高いレピュテーションが必須である
Refine では、デリバビリティーを定期的に確認する事をお勧めしています。
デリバビリティーを見直すことでメールの到達率は上がります。
お知らせ
今回ご紹介させて頂きましたデリバビリティーの改善はMAツールの”Dotdigital”で行うことができます。導入から操作方法まで弊社で有償サポートもご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
次回は、高いレピュテーション(信用度)を得るには何をすれば良いのかについて解説します。