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マーケティング担当必見!ユーザーを引きつける分析方法!

毎日のように使用されている音楽アプリ。一体どのようにユーザーを引きつけているのでしょうか?
今回は、その秘密の一端を「ファネル分析」と「行動コホート分析」を使って解き明かしていきたいと思います。「分析」というと言葉が難しそうですが、安心してください。分かりやすく解説していきます!

行動コホート分析の詳細については、過去記事で詳しく解説しています。

どんなサイトやアプリでも使えるユーザーアナリティクス

ユーザーアナリティクス(User Analytics)は専門的な言葉に聞こえるかもしれませんが、基本的にはアプリやウェブサイトでユーザーがどのような行動をしているかを分析するツールのことです。
ユーザーアナリティクスを使うことで、アプリやサービスをどのように使っているかやユーザーの意見を実際の数字で把握できます。基本的にどんなアプリやウェブサイトでも導入することができ、無料で使えるツールもあるので、まだ導入していない方は検討してみてください。有名なツールとして、Google Analytics4(GA4)やAmplitudeが挙げられます。

コホートってなに?

さて、「コホート」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
難しい言葉のように見えますが、単純に言えば、同じ期間に共通の行動パターンを示したユーザーグループのことを指します。これは通常、特定の期間に共通の出来事や変更があった場合に形成され、その期間内で同じような行動を示すユーザーがグループ化されます。

行動コホート分析は、時間の経過とともにユーザーの行動パターンや傾向の変化を理解し、マーケティングや製品戦略の改善に活用されます。主な目的は、特定の行動やイベントがユーザーの行動にどのような影響を与えるかを把握し、それに基づいて適切な対策や施策を打つことです。

例えば、新機能の導入やセールスプロモーション、または特定の広告キャンペーンなどが行われた期間内で、ユーザーがどのように反応し、その後の行動がどう変わるかを分析することができます。行動コホート分析は、リテンションの向上やユーザーエンゲージメントの最適化に寄与します。

ユーザーはどこでつまずいてる?

アプリを起動してから注文まで、ユーザーがどのようなステップを踏んでいるのか気になりますよね。実際に使用されているデリバリーアプリを例に取りながら考えてみましょう。アプリを開いてから、お店を選択して商品をカートに入れて注文完了までの流れを、段階ごとに分析してみます。これを「ファネル分析」と呼びます。

アプリを使っているユーザーのファネルを見てみると、アプリを起動してから実際に注文を完了するまでのステップで、どこでユーザーが離れてしまっているかが分かります。例えば、アプリを起動したけどお店を選ばずに終わってしまう、といった具体的な離脱ポイントが見つかるのです。

プラットフォーム毎に見てみる

ファネルの各ステップでは、前のステップから次のステップに進んだユーザー数を示しています。アプリを起動したユーザーのうち66%が全てのステップを完了し、注文を完了しました。

iOSやAndroid、Webなどでファネルを分析すると、iPhoneユーザーは他のプラットフォームよりも注文に至るまでのプロセスがスムーズであることが分かりました。一方で、ファネルを見ると、「アプリを起動 → お店を選ぶ」の段階で多くのユーザーが離脱していることが判明しました。この情報から、「アプリを起動 → お店を選ぶ」のステップにフォーカスし、特にAndroidとWebのユーザーのコンバージョン率を向上させることが先決です。

Amplitudeで実践!すべてのユーザーの歩みを追ってみよう!

今回は、ユーザーアナリティクスの中でも「Amplitude」を使用してユーザーが辿った経路を確認してみます。
ファネル分析だけでは分からないような、ユーザーがアプリ内でどのような経路を辿っているかを知りたい場合、「ユーザーアクティビティストリーム」を使います。これはイベントのシーケンス(順序)を見ることで、ユーザーがどのような流れでアプリを使用しているかが分かります。たとえば、音楽アプリでサブスクリプションを購入する前のステップがどのようになっているかを分析するのに役立ちます。

まとめ

行動コホート分析やファネルを使用することで、ユーザーがどのようにアプリやサービスを使用しているかがグッと分かりやすくなります。まずはアプリやウェブサイトにアナリティクスツールを導入しましょう。
ツールを活用することによって、ユーザーがアプリをどのように使っているか理解し、さらに便利でユーザー体験を向上させたプロダクトにしていきましょう!

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