新規ユーザーのオンボーディングが成功したら、次なるステップはユーザーに習慣的なサービス利用を築くことです。
前回に引き続き、瞑想アプリの成功例を通じて、バリューディスカバリーとその後の習慣形成に焦点を当てます。今回もAmplitudeのCompassレポートが明らかにする成功のポイントを紐解いていきましょう。
前回の記事はこちらからご覧いただけます。
実例: 瞑想アプリの要因
具体的な事例として、とある瞑想アプリの例を見てみましょう。
Compassレポートを作成する際は、「バリューディスカバリー」コホートをベースコホートとし、「ハビット形成」コホートをターゲットの予測の対象に設定します。
レポートによれば、はじめの7日間での瞑想セッションの完了が、バリューディスカバリーから習慣形成への維持率と最も相関があることが示されました。特に、初週に少なくとも3回の瞑想セッションを完了することが、成功したバリューディスカバリーの最も優れた予測因子とされました。
成功への施策
これらの洞察に基づいて、下記のような施策を立案しました。
新たな取り組みとして、ユーザーに初週に2回追加の瞑想セッションを完了させるよう促す施策を導入しました。この戦略は、バリューディスカバリーから習慣形成へのスムーズな推移を促進し、同時にユーザーエンゲージメントを向上させることを意図しています。
同時に、アプリ内でのユーザーガイドやプッシュ通知を利用して、初週の瞑想セッションの回数を増やす具体的な施策を計画しました。ユーザーにとって魅力的な報酬や適切なタイミングでの提案を通じて、積極的な参加を促すことが目的です。これにより、成功したバリューディスカバリーを通じてユーザーを習慣形成に引き込み、アプリの魅力を長期的なエンゲージメントへとつなげる戦略を展開しました。
まとめ
瞑想アプリの成功例から見るように、成功したバリューディスカバリーの要因を特定し、それを活かしてユーザーを習慣形成に誘導することが重要です。
Compassレポートを通じたデータ分析は、このプロセスを効果的に支援し、企業が戦略的なアクションを起こす助けになります。
バリューディスカバリーから習慣形成へのスムーズな移行は、ユーザーエンゲージメントを高め、アプリの成功に不可欠なカギと言えるでしょう。
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