前回の記事では、ロイヤルカスタマーの育成の鍵となる習慣形成を促す要因を発見する方法を解説しました。しかし、これらのデータ分析を実際のサービスや製品にどのように応用すればよいのでしょうか?
本記事では、分析結果を実践に移し、ユーザーが習慣を形成しロイヤルカスタマーとなる確率を高める方法を探求します。
前回の記事はこちらからご覧ください。
ユーザーの習慣形成とは
「習慣形成」とは、ユーザーがサービスや商品を購入してからリテンションすることを指します。習慣的に戻ってくることがロイヤルカスタマー化するために必要になります。
この「習慣形成」という考え方は、新規ユーザーを商品やサービスに引き込むことから始まります。
マイルストーンを設定する
習慣形成を促進するためには、ユーザーが製品やサービスを継続して利用するための明確な目標であるマイルストーンを設定し、それを達成するようサポートすることが不可欠です。この段階では、初期のユーザー体験において、ユーザーがマイルストーンを達成するための手助けが重要です。
例えば、ゲーム開発会社がソーシャルコミュニケーションの促進を目指す場合、ゲーム内でのソーシャル関係の活性化に関連するプッシュ通知や特別な報酬を提供することが考えられます。
ペルソナからのドライバーの特定
ペルソナを理解し、それぞれの段階でのユーザーの特性を把握することは、製品やサービスを提供する企業にとって重要な戦略です。
まず、異なるペルソナの特性とニーズを深く理解することが重要です。過去記事でご紹介したマインドフルネスアプリでは、リスナーは受動的なユーザーであり、一方でメディテーターはより積極的である可能性がありました。この分析に基づいて、ユーザーが製品やサービスをどのように活用しているかを把握します。
マインドフルネスアプリの事例についてはこちらからご覧いただけます。
パワーユーザーに変えるためのアクション
ここまできたら、ユーザーをパワーユーザーに変えるためのアクションを行いましょう。
パワーユーザーとは、サービスや商品に夢中になっているユーザーで、沢山の機能を使いこなしているユーザーのことを指します。
パワーユーザーに変えるためには、習慣形成のドライバーを特定し、それに基づいたアクションを実行する必要があります。例えば、特定の機能やサービスを強化し、ユーザーの関与を促進したり、特別な報酬や特典を提供することで、ユーザーのモチベーションを高めることも有効的です。
まとめ
習慣形成の促進要因を理解したら、それを実際のサービスや製品に適用することが重要です。ユーザーが習慣を形成し、既存ユーザーとなる確率を高めるためには、ユーザーの行動をサポートし、ドライバーを見つけ、それに基づいたアクションを実行することが必要です。
これらの手法を用いて、より良いユーザーエクスペリエンスを提供し、長期的な成功を収めることができます。
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